この様にきこえない事によって生じる問題は沢山ありますし、実際にこのような事に直面されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
我慢せず、また難聴は放置しないでください。聞こえにくい、または上記の様な状態に心当たりがあれば、まずは専門家にご相談ください。聴力レベルや原因によって異なりますが、補聴器で聴覚をケアするという方法が合うかもしれません。耳鼻科あるいは補聴器店で補聴器の試聴が行えるのでそれらを活用され改善策を探してみて下さい。
お近くの補聴器販売店は以下URLから検索できます。
https://resoundjp.com/find/
中には、早くから補聴器を装用する事で逆にきこえが低下するのではないかという懸念を抱く方もおられるかもしれませんが、ご自身の聴力に合う補聴器を使用していれば補聴器で耳が悪くなるという事はありません。できるだけ早期から装用する事で補聴器の音に慣れるのも早くなります。日常生活に支障をきたすので補聴器を装用するというだけでなく、認知機能の低下を防ぐという観点からも早期対応が必要です。
補聴器は、音を大きくして届けてくれるので、補聴器装用者が楽に聞き取れるだけでなく周囲の人も普通の声の大きさでお話する事ができ、お互いにコミュニケーションが取りやすくなるのです。
例えば、下の図の様に、普通の会話の大きさ(平均50~60dB)で話しかけてもらっても70dBの難聴の人には会話音の聴取が困難です。でも、補聴器が音を大きくしてくれるので普通の声の大きさで話かけてもらえば聴取可能という事です。