※語音検査レベル(㏈)の50~60㏈をご覧ください。
▲補聴器をつけた時の値が△補聴器をつけていない時の最も高い数値と同程度か少し上のレベルであれば基本的には補聴器の調整がうまくいっている目安となります。
伝音難聴は、音を大きくすれば聞き取れるので正答率も100%になりますが、感音難聴は音を大きくしても正答率が100%にはならない事が多いです。音を大きくしすぎる事で聞き取りが悪くなる事もあります。
そもそも、なぜこのような検査(測定)をするかと言うと、難聴になると音は聞こえていても言葉がはっきりと聞き取れない事があります。
この検査(測定)ではどの程度の大きさの声で、どのくらい正しく聞き取れているかの正答率を調べる事で、補聴器を使った時の効果をある程度予測ができるからです。
またこの検査(測定)は、補聴器を装用した後にも行われる事があります。
補聴器をつけた時の会話レベル(50㏈~60㏈前後)の語音明瞭度(%)を確認します。
補聴器をつけていない状態で最も高い語音明瞭度と同じかそれよりも少し良くなっている事が補聴器の調整がうまくいっている目安となるからです。
上記以外にも、ABR/ASSRといって脳波を測定し聴力を測定する検査もあります。
音がどのように鼓膜に伝わっているかを測定するようなティンパノグラムという検査(主に滲出性中耳炎で行われる)など、耳に関わる検査は沢山あります。
一般的には、難聴の原因や治療方法を知るためにまずは耳鼻咽喉科で測定する事が望ましいですが、医学的治療の必要がない場合や治療による改善が難しいという場合には補聴器を検討する事が多いかと思います。
補聴器を販売しているお店にも、純音聴力測定や語音聴力測定の設備があります。
ご本人様やご家族から、状況を伺い必要に応じて測定を行い、補聴器の相談にのってくれます。
補聴器を装用した後の調整やメンテナンスも行っていますので、ご不明点があればご相談なさってください。
お近くの補聴器販売店の検索をお探しのかたは、以下よりご確認ください。