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豆知識

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5月31日は「禁煙デー!」~喫煙と難聴の関わり~

禁煙デーをご存知ですか❓WHO(世界保健機構)が5月31日を「世界禁煙デー」と定め、喫煙しない事が一般的な社会習慣となることを目指し「たばこか健康かに関する活動計画」を開始しました。

厚生省においても、「2020年、受動喫煙のない社会を目指して~たばこの煙から子ども達をまもろう~」をテーマに、5月31日~6月6日を禁煙週間として取り組んでいます。

 

喫煙により、がんを始め脳卒中や循環器障害・呼吸器障害・糖尿病・妊娠への影響・歯周病と多くの健康への影響が引き起こされるという事は、多くの方が認識していると思います。実は、「聴力低下」にも関係しているということをご存知でしょうか。

 

国立国際医療研究センター(東京都)による調査では、関東の8社の企業に勤務している20歳~64歳の男女5万195人(両耳とも聴力低下を認めない)を対象に2008年~10年の健診データを提供してもらい、その後に聴力低下が起きていないかを2016年まで最大8年間、追跡しました。その結果、約3500人が高音域、約1600人が低音域の聞き取りにくさを示しました。たばこの本数が多いほど聴力低下の傾向があり、1日21本以上吸う人は吸わない人に比べて高音域で1.7倍、低音域で1.4倍でした。調査時に、5年以上禁煙していた人では、聴力低下リスクは吸わない人とほとんど変わらなかったと報告されています。

 

 

タバコの何が「聴力低下」に影響するのでしょうか❓❓

ニコチンの毒性が聴覚器へ直接的に影響を及ぼします。

喫煙によってカルボキシヘモグロビンが増加し血液粘度が上昇し内耳にある蝸牛(音を感じる有毛細胞があるところ)の虚血を引き起こします。

この研究によって、喫煙者は非喫煙者に比べて聴力低下のリスクが60%高くなる/喫煙本数の増加に伴いリスクが上昇する/禁煙により難聴のリスクが低下するという事が明らかになっております。

また、受動喫煙については、妊娠期の喫煙と出生後の受動喫煙が、子どもの聴覚発達に影響を与えることを見出したという報告があります。

この研究は、京都大学大学院医学研究科の川上浩司教授、吉田都美特定助教、Calistus Wilunda博士課程学生(研究当時、現:国立がんセンター特任研究員)らの研究グループによるもので、妊娠期の喫煙や生後の受動喫煙が、3 歳児健診の聴覚検査結果に影響するかを疫学的に検討されたものです。

2004年~2010年に神戸市の乳幼児健診を受診した母子5万734ペアを対象に行われ、妊娠期に喫煙のない母親の子どもに比べ、妊娠期に喫煙のある母親の子どもは聴覚障害疑いの判定を 1.75 倍受けやすくなる。また、妊娠期の母親の喫煙にくわえて出生後4か月に目前で喫煙する同居者がいる場合、子どもは2.35倍聴覚障害疑いの判定を受けやすくなるという結果が報告されたようです。  

2018 年 6 月に米国の国際学術誌「Paediatric and Perinatal Epidemiology」誌にオンライン掲載されております。

飲酒や喫煙など生活習慣に関する事は、自分で意識して改善していくことが可能です。予防医療を考える時代です❕禁煙デーをきっかけに、今一度、ご自身の健康・ご家族の健康について考えてみてはいかがでしょうか❓

<参考>

・喫煙及び禁煙と聴力低下のリスク 職域他施設共同研究(J-ECOHスタディ)

・WHO世界禁煙デーのテーマ

https://www.who.int/campaigns/world-no-tobacco-day/world-no-tobacco-day-2021

・妊娠期喫煙および出生後の受動喫煙が子の聴覚発達に与える影響 -乳幼児健診情報による大規模疫学研究-

リサウンド補聴器のラインナップウェブ版はこちらからご覧になれます。

 

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