補聴器Q&A
補聴器について、ちょっと気になっていることや
もっと詳しく知りたいこと等、様々な質問に丁寧
にお答えします。
補聴器試聴(無料貸し出し)
補聴器の試聴ができます。対応補聴器、貸し出し期間は直接店舗にご確認ください。
出張訪問対応店
お店に訪問が困難な場合、ご自宅に補聴器の専門家が訪問してご相談を承ります。
総合支援法対応店
難聴が高度・重度で、身体障害者の基準に適合する場合は、障害者総合支援法による補装具費支給制度を利用することができます。原則として、費用の1割を利用者が負担することとなります。ただし、所得に応じて一定の負担上限が設定されています。また、補装具は原則として1種目について1個の支給が対象となります。手続きは各自治体によって異なる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村の福祉課にお問い合わせください。
オトスキャン取扱店
レーザーによる3Dデジタルスキャナーで耳型を迅速に採取します。一人ひとり異なる耳の形状を直接肌に触れることなく安全に、正確に採寸し、オーダーメイド補聴器を作成します。
説明動画はこちら補聴器について、ちょっと気になっていることや
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質問3補聴器を装用すると聴力の低下を防げるのでしょうか?
一般的に補聴器を「装用する」「装用しない」どちらの場合でも、聴力は脳に起因する下記の例から徐々に低下していくと言われています。
聴力低下の要因の主な例
・加齢
・病気(中耳炎・メニエール病など)
・騒音(職業性・携帯音楽プレーヤーなど)
・心因性(ストレスなど)
・原因不明(突発性難聴など)
つまり、補聴器を装用していれば低下しにくいとか、逆にきこえにくいまま放置すると低下しやすくなるというわけではありません※1。(加齢性難聴の場合)ただし、ここでいう聴力とは「ピーピー」「ポーポー」という音を聞き取る純音聴力検査における結果のことで、小さい音が聞こえるか聞こえないかを示します。
一方、「つ」「さ」など言葉としての音を聞き取る力(語音明瞭度)は、補聴器を装用した方が能力は保てると言われています。言葉の聞き取りには「聴力」と「脳」が大きな関わりを持っているため、語音明瞭度が低下すると「いちじ」という音が聞こえても、「一時」という言葉として認識できなくなるのです。
聴力が低下し脳への言葉の刺激が減ってしまうと、言葉を聞き取る能力の低下が早く進行してしまう可能性が高まります。最近の医療関係の学会などでは、難聴により脳への刺激が減ることや周囲とのコミュニケーション機会の減少により認知症の発生率が高くなるという報告がされています※2。また、これを予防するためには補聴器が有効であるということも言われています。このように、脳の働きや健康という観点からも、補聴器の早期装用はとても大切であるということになります。