



Vol.11 上手な補聴器の使い方を教えて
補聴器試聴(無料貸し出し)
補聴器の試聴ができます。対応補聴器、貸し出し期間は直接店舗にご確認ください。
出張訪問対応店
お店に訪問が困難な場合、ご自宅に補聴器の専門家が訪問してご相談を承ります。
総合支援法対応店
難聴が高度・重度で、身体障害者の基準に適合する場合は、障害者総合支援法による補装具費支給制度を利用することができます。原則として、費用の1割を利用者が負担することとなります。ただし、所得に応じて一定の負担上限が設定されています。また、補装具は原則として1種目について1個の支給が対象となります。手続きは各自治体によって異なる場合があります。詳しくはお住まいの市区町村の福祉課にお問い合わせください。
オトスキャン取扱店
レーザーによる3Dデジタルスキャナーで耳型を迅速に採取します。一人ひとり異なる耳の形状を直接肌に触れることなく安全に、正確に採寸し、オーダーメイド補聴器を作成します。
説明動画はこちらVol.11 上手な補聴器の使い方を教えて
補聴器装用は聴覚のリハビリテーションです
長年、徐々に衰えてきたきこえに対して、補聴器を着けて上手に聞き取れるようになるためには、数か月にわたるきこえのトレーニング、すなわち聴覚リハビリテーションが一般的に必要とされています。補聴器を最初につけた時はいろいろな音が入ってきて「騒がしい」と感じても、積極的に音を聞こうとすることで克服され、様々な音の中から必要な音を聞き取る力もついてきます。補聴器の専門家が、トレーニングをサポートします。
補聴器を着け始めて最初の1週間は、今まで聞こえていなかった音が聞こえるため、辛いと感じられるかもしれません。「こんな騒がしい音は聞いていられない」と装用を止めてしまう方もいらっしゃいます。 しかしそこで諦めずに、疲れたら外して休みつつ慣らしていくことが補聴器を早く活用するためのポイントです。これは、聴力が衰えて音が聞こえない状態に慣れてしまった脳(感覚中枢)を、音のある状態に慣らす必要があるからです。 ですから、最初は「音を聞くトレーニング」だと思って、できるだけ多くの時間、いろいろな音を積極的に聞くようにしてみましょう。
補聴器を装用するとご自身の声が少し違ったように聞こえます。新聞や好きな本を声を出して読み、ご自身の声が補聴器を通してどのように聞こえるか確認してみましょう。
補聴器のトレーニングを行ううちに、1日7時間以上補聴器を装着できるようになれば、あなたはもう既に最初のハードルはクリアしています。最初は騒がしいと感じた補聴器の音への違和感も少なくなっていることでしょう。ただ、慣れてきたからといってそのままにしないでください。補聴器の専門家の元へ指定された日に必ず通いましょう。多くの場合、最初の段階は補聴器の音は弱めに調整されています。 そのため、音の慣れに応じて徐々に上げていき、補聴器として本当に活用できるようになるまでには、概ね3か月程度はかかると思ってください。