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【補聴器で毎日はつらつ】第4回:補聴器はトレーニングが必要です

補聴器工業会は、NHKテキスト「きょうの健康」へ【補聴器で毎日はつらつ】というタイトルのPR連載企画(全6回)を掲載します。日頃難聴かな?と感じている方、補聴器を検討されている方にとってお役に立つ情報となりますので、ご紹介します。

補聴器を使い始めたけれど、聞き取りにくかったり、雑音が多くて、なかなか慣れないという人がいます。補聴器はつけたらすぐに快適に聞こえるようになるとは限りません。最初はある程度トレーニング期間が必要と考え、ゆっくり慣れるようにしましょう。

Q :補聴器を使い始めましたが、なかなか補聴器に慣れません。

A:

耳や補聴器の役割は音の刺激を脳に伝えることにあります。脳はそれらを解析して意味のある音として認識します。ところが、加齢性難聴は徐々に進みますので、脳に伝わる音の刺激が弱い状態が長く続くことになります。すると脳も「難聴の脳」になってしまいます。刺激が少ないところで生活していた脳に補聴器で急に刺激が与えられると、今まで聞こえていなかった音に脳は驚いてしまいます。そのため、うるさくて不快だと感じてしまうのです。

補聴器で増幅された音に慣れ、「難聴の脳」から「聞こえる脳」に戻していく必要があります。よく聞き取れるようになるには、ある程度の期間が必要です。個人差はありますが、一般的に補聴器に慣れるには1~3か月かかるといわれます。最初は家の中など静かな場所で使い始め、徐々に外の音に慣れるようにします。

最初は特につらく感じることがあるかもしれませんが、これを乗り越えられるかどうかがその後も補聴器を使えるかどうかの分かれ目になります。焦らず補聴器を使い続けることで、脳が音の刺激に慣れて「聞こえる脳」に変化していきます。脳は何歳になっても変化させることができるといわれています。

また、補聴器を使ううちに聞こえは徐々に変化していきますから、耳鼻科の医師や補聴器を購入した販売店で定期的に検査をして、補聴器の効果を確認し、調整してもらいましょう。

Q : 補聴器は両耳にしたほうがいいのでしょうか?

A :  

補聴器を両耳で使用するか、片耳で使用するか迷う人もいるようです。しかし、両耳に難聴があるのであれば、基本的には両耳にしたほうが良いといえます。音の方向や位置がつかみやすくなりますから、たとえば後ろから近づいてきた車の位置が察知しやすくなります。また、両耳から音が入るため立体感が出てより自然に聞き取ることができます。音量を小さめに設定できるので疲れにくいのも両耳装用のメリットです。

快適に生活することを考えれば、両耳のほうがおすすめです。

※「左右の聴力差が大きい」などの条件により、両耳装用の効果が得られない場合もあるため、すべての方に両耳装用が適しているということではありません。

体験談

先生と販売店の連携でQOLを維持しています 

青木満さん 75歳

補聴器を使い始めて15年。最初は補聴器販売店で補聴器を借りてみたのですが、音がものすごく響いて聞こえるので我慢できず、早々に返しに行きました。でも難聴が進んでどうにも聞きづらくなり、集音器を使い始めたのですがこれでも聞こえなくなり、結局販売店で補聴器を購入しました。難聴が進行するたびに調整をしてもらいましたが、調整にも限界があるので何度か買い替えましたよ。

今は近所の耳鼻科で3か月に1度、聴力検査や補聴器の調整をしていただいています。今でも複数の声を聞き分けたり、騒々しいところで話を聞き取るのはなかなか難しいのですが、先生を中心に販売店の人も一緒になって調整をしてくれるのはとても心強く、QOLを維持できています。販売店の人がメンテナンスの仕方などを教えてくれるのも助かりますね。

テレビを見て笑えるようになりました

林久惠さん 89歳

名称未設定のデザイン (45)

使い始めて5年になりますが、補聴器をつけた当初から、ほとんど違和感なく使っています。付け忘れることはあっても、雑音が辛いということはなかったですね。

使うようになったきっかけは、テレビの音が聞こえなくなり不便に感じるようになったから。家族が通っていた耳鼻科で検査をしていただいて耳あな型補聴器を作りました。補聴器については、私も家族もまったく知識がなかったので、先生に機能や価格などを教えていただけたのはよかったです。今では大好きな相撲中継の解説が不自由なく聞こえるのがうれしいですね。テレビを見ながら笑ったりできるのも補聴器のおかげ。生活が楽しくなりましたよ。

出典:NHKテキスト「きょうの健康」2020年4月号PR掲載より

次回は… 補聴器の最新情報をお届けします。

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