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難聴にもいろいろなタイプがあります。強いストレスなどが原因の突発性難聴、長時間大きな騒音にさらされることが原因の騒音性難聴、加齢とともに聞こえが徐々に低下する加齢性難聴、ほかに遺伝性難聴や薬剤性難聴などもあります。
加齢性難聴は50歳過ぎから始まる人もいますが、90歳でも聞こえる人もいますから、年齢のせいとばかりはいえません。とはいえ、年齢とともに増えてくることは事実です。
高齢の方が聞こえが悪くなる時の原因としては、加齢性難聴以外に耳あかや滲しん出しゅつ性せい中耳炎も考えられます。また、加齢性難聴に加えて耳あかや中耳炎が重なっていることもあります。耳あかは取り除けばよく、中耳炎は薬だけで治ることもあります。聞こえが悪いと感じたら、早めに耳鼻科を受診していただきたいですね。